2022年07月16日
医院の診察室が暑い! エアコン漏電故障から新品へ更新の道
今回のエアコン施工はとある医院様のエアコン改修工事でした

実はこの施工、暑くなる前の6月中に終わっています(笑)
なのですでに快適な状態になっているのでご安心ください

かなり大変な作業なので、今回は応援を2人入れて施工。
小型の場合は僕一人で更新することもあるんですよこれ

なぜ故障したのかというと、室外機のコンプレッサーの漏電

10年以上昔のモデルのためにメーカーからも修理不可能と言われ
今回の更新工事へと至ったわけなのです。
写真上ではいきなり室内機を撤去していますが、実際には違くて
事前に業者に委託してフロンガスを回収してもらっています

業務用エアコンは一般家庭用のルームエアコンとは違い、
産業廃棄物扱いとなります。
ですのでフロンガスの回収破壊のマニフェストなど
しっかりとした管理が必要となりますよ

今回の施工では数日間に分けて工事を進める段取りとしていて、
フロンガス回収 ⇒ 室外機更新 ⇒ 室外機更新 ⇒ 廃棄物処理
上記したイメージで施工を進めていきます

僕は天井裏にもぐって既存の送風ダクトを外しにかかります‥
天井貼る前の施工だと思われるこれ、外すのめっちゃ大変でした

新品の室内機にダクト用の開口場所はあるのですが‥位置が違う

ですので自分で新たに開口を施し、断熱処理もしちゃいます。
既存の冷媒配管を再利用するので、配管内部の掃除はエアで行います。
これをやるのとやらないのでは大違いです

続いて冷媒配管の延長をします。
既存は 6分/3分 ですが新品は 5分/3分 の冷媒配管です。
‥ということで異形接続を用いて接続を行いますよ

既存の送風ダクトも問題なく接続。
故障した室内機の開口と同じ寸法で開口してあるのでばっちりです

ドレン排水配管も既存の配管に再接続して、
天井裏の作業はすべて完了

断熱処理も万全にしたので結露もない事でしょう

これにて室内機の更新が完了しました

ここまででおおよそ半日。
室外機更新にはクレーン車の手配が必要なので
施工日を2日に分けたのです

そして2回目の休診日、、、
めっちゃ晴れてて助かりました

室外機の重量は110kg超え

搬入経路が家の裏をぐるりと回るしかなかったのでクレーンを手配。
もちろんこれも御見積り内に記載してお客様に提出してあります

室外機の出し入れする空間は非常に狭いため、
あらかじめ室外機をスライドする架台を前日に作っておきました

これがあるとないとでは作業効率が全然違います。
さらば古い室外機よ‥
こんにちは新しい室外機

搬出する時も搬入する時も架台は大活躍してくれます。
でも‥搬入後は邪魔なのでバラしてポイです(笑)
配管は掃除済みなので養生を外して加工。
こちらも 6分/3分 ですが新品は 5分/3分 の冷媒配管なので
異形接続でジョイントしてあります

接続処理後は窒素ガスを充填して漏れが無いかを確認します。
漏れ試験も問題なく、窒素ガスを抜いてエアパージを行います。
その後冷媒ガスを充填して試運転の準備は完了となります

休診日なのでエアコンは一台も稼働しておらず蒸し暑い‥
試運転開始‥おぉーめちゃくちゃ涼しいぞ

院長先生にも立ち会っていただいて涼しさを確認して頂きました

これで患者さんも涼しく診察して頂けますし、
何より院長先生が暑い空間に居なくて済みます。
早めに改修できて本当に良かったです

この度のご用命、誠にありがとうございました

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