池田電工の、やって見せます2! › 高圧受電のひみつ( ´∀`)
2023年05月02日
工場のトランス更新! 1t超えの重量物だけどスイスイ~♪
みなさまGWは満喫されていますでしょうか

わたくし暦通りでございます(笑)
GW初日は工場のトランス入れ替え工事でしたが、
計画通り進みまして、半日で終えることができました

更新するトランスは300KVAの三相動力用トランスで、
重さは1000kg越えです

これをコロと、4人のパワーと、重機の力で更新します


引っ張り出す時もコロをトランスの足の下に入れて転がせば余裕

以前はワイヤーとウインチで引き出すこともありましたが、
コロで引きずり出すのが一番早いです

受電室の中をクランクを攻めつつ4m程度移動して屋外に排出。
階段があるのでここはフォークリフトの力で持ち出してもらいます


‥自分はフォークリフトの免許ないので運転不可

うーん、免許取るか??
起用に見せかけて実は不器用な面もあるのでドキドキしますな(笑)
新しいトランスも到着済み。
こちらの重量は1050kgです




再びフォークで搬入ベースまで運び込んだら
コロで転がしつつ受電室のキュービクルまで転がしていきます。
コロでの作業は非常に楽ですが、それでも 1t 越えの重量物、、
かなり神経を使いつつ移動していく必要があります。

上り坂はさすがに人力だけでは厳しいのでウインチ(手動)を使用

コロさえちゃんと準備してあれば多少の坂も上っていきます


キュービクル内のトランスの足下駄だけ修正してトランスの搬入完了

高さが3cm小さくなるので、銅バーの加工も必須となりまして、
2人に微調整を任せて僕はそちらの加工を担当します。
あまり見る機会が無いと思うので紹介しますが、
下の銀色の板は銅の延べ棒のような物です

電線の代わりになるのですよ

加工した銅バーを預けたら今度は撤退の準備

午後から保安協会さんが耐圧試験をしに来るので、
邪魔にならない様に中で作業している人に任せて片づけをします。
キュービクル内は2人入ればもうスペースがないので、
作業分担はとっても大切です

はい、スッキリ収まりましたね

高圧のブース線がまだ一本残ってますがほぼ完成した状態です。
朝8時から作業開始で、耐圧試験も含めてほぼ午前中で完了

保安協会さんも途中で様子をうかがいに来てくれて、
撤収完了と同時に耐圧試験を開始してくれたのです

試験結果も問題なく、これで安心して僕もGWお休みさせて頂けます

撤去したトランスは 『 PCB 』 のない製品のはずですが、
再テストしなければならないとのことで現在保管中。
検査にはかなり高額な料金が発生しますので、
同じような施工をされる方は御見積りに入れ忘れない様に

この度のご用命、誠にありがとうございました

***********
***
池田電工へのお問い合わせ方法は以下の通りです。
電話 0577-34-2633 (繋がりにくい場合があります)
FAX 0577-34-2829
携帯 090-1096-1567 (直通で僕が出ます)
Mail
ikedadenkou@gmail.com
※すぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。
岐阜県高山市の電気工事店です。
お気軽にお問い合わせください

(融資・車輌買取等の電話・FAXはご遠慮願います。)
2022年05月15日
高圧受電設備の改修応援施工! いつも通りに完成です♪
先週の日曜日、僕と同じく電気工事をされている方の現場へ
高圧設備改修の応援工事に行ってきました

実はですね‥高圧設備改修は中学生のころから手伝った経験があって
経験値だけは無駄に高いんです

もちろん当時は電気工事は出来ないので手元担当でしたけどね(笑)
最近はもっぱら電柱の装柱部分の改修が担当で、
「 高圧気中開閉器 」 の取り替えを毎度施工しています

今回の更新のお手伝いは工場構内で、煙突のそばにある設備でした。
その煙突の煙にさらされる設備のため、配線や開閉器は煤まみれ

絶縁状態も悪いそう

煙突の煙にはいろんなものが含まれますからね‥
水蒸気をはじめとして、木々の油、炭素(煤)などなど。
配線も表面がラザラになるほどの汚れです

取り替えする配線を切断すると内部から雨水が‥(汗)
雨水が入り込むのは、配線の取り回し方が悪いのが原因です

高圧ケーブルも切断して引き抜き撤去。
こちらも新しいものへと更新します。
更新するために撤去したSOG(高圧気中開閉器)ですが、
銘盤を調べると2006年製造の製品で、
現在2022年なので16年経過している製品ですね

16年程度経過しても絶縁状態が悪くなると言う事自体が稀なのですが、
今回のケースのように排煙を浴び続けていると、表面に付着してしまった
不純物等で電気が少しづつ漏れるようになるのだと思われます

新品のSOGを取り付け、配線を改修。
接続部分は雨水が配線内部に入り込まない様に
水切り部分を作って接続する必要があるのです

お互いの配線を下向きにして接続することで水切り接続となります。
この部分を接続したあと、配線同士を自己癒着テープで縛るのですが、
最近の電力会社の見解では
「この部分にテープは必要ない。」 とのこと。
数年前の話では風の揺れで接続が緩むからテープしなさいとの
話だったのに、また内容が変わってる‥
聞くたびに内容変わるのがどうかと思うのですが、
以前に 「トヨタ式」 を採用して徹底した無駄の排除を取り入れるとも
聞いた覚えがあります。
その関係でそうなったかどうかは分かりませんが、
正直そういった部分の変更はすべてまとめて報告してほしいものです‥
これにて今回僕の担当した範囲はすべて施工が完了しました

毎回同じような配線ルートをたどっていますが、
都度より良く配線をどう取り回せるかを考えていますよ

他の人が担当している場所も完成して、試験も完了。
受電を再開してボイラーへ火が入れば工場が再起です


これにて今回の工事は無事にすべて完了

朝7時から施工開始して、15時過ぎには解散となりました。
たまにはケーブルヘッド側の施工もしたいんですけどね(笑)
このヘッドの作成も資格は不要ですが講習を受けて学ぶこともできます。
僕も経験は2回しかないので、次回はヘッド作成させてください

この度のご用命、誠にありがとうございました

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電話 0577-34-2633 (繋がりにくい場合があります)
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