2024年08月16日
専用回路準備♪ EVコンセントは200Vが断然お勧め!
久々にエアコン以外のお仕事話をしましょうか(笑)
最近エアコンばかり見すぎていて、
ほかの仕事が楽しいのはきっと気のせいじゃないはず



「 EVのコンセントを200V(ボルト)で準備してほしい。 」
というのが今回のご依頼内容で、今までは 100V(ボルト) での
充電をしていたらしいのですが、フル充電するまで14時間とか‥
そこで僕を見つけてご依頼を下さったというわけなのです


上の写真は玄関前の車庫に駐車して充電できるように
お客様と打ち合わせをしながら設置した充電用コンセントです

充電器を接続していない間はコンセント差し込み口は
蓋でカバーされていますので通常の防水コンセントよりも安全設計。
充電する際は充電器をこのようにおいて使われるとのことで
このような位置へ設置させていただきました

実はこの充電器はまだ 100V(ボルト)仕様 だったので
この日は使用不可(苦笑)

EV充電用の電源は家の中にある分電盤からの専用回路です。
いい具合に天井面に点検口があったのでそこから屋外へ通線

なぜか分電盤までアースを配線していないことの方が多くて、
たまたま天井裏でアースは確保できたので良かったのですが

ついでだったので分電盤にもアース線配線しておきました。

屋外側は配管での施工になりますが、
できるだけ目立たない位置での配管とさせていただきました。
本当はユニットバスから分電盤まで覗けたらよかったのですが、
階段室があって見えない


天井裏を通線してもっと目立たないようにしたかったのですが、
これができる精一杯でした

お客様も了承してくださっているので問題はありませんm(__)m
先ほど 100V(ボルト) 充電で14時間程度と書きましたが、
これはお客様が実際に体感している時間です。
簡単に説明しますと、200V(ボルト) であれば
単純に 100V(ボルト) の2倍の出力があるため早く充電ができます

今回のお客様のお手持ちの充電器は200V対応品で、
差し込み用の口先だけ別部品で取り換えたら使えるような感じです。
メーカーに確認は要必要ですが


ちなみに家庭用の電源 100V/200V(ボルト) で充電することを
『 普通充電 』 と言います。
『 急速充電 』 という方法もありますが、これは設備にお金がかかるのと、
電気的な契約も増大するので一般家庭にはお勧めしません



普通充電で電圧違いでの一番大きな差となるのは充電時間です

100V も200V も電線に流れる電流は 15A(アンペア) と同じですが、
倍違うので、100V で 14時間 かかっていたのであれば、
200V であればその半分の 7時間 でフル充電が可能になります


あと消費電力を気になさっていましたが、どちらも同じです

要は太いホースで燃料を送って短時間で済ますか、
細いホースで燃料を送って長時間かかるかの違いだと思ってください

細かい話をすると充電器での熱になるロスや、
電線の長さによるロス、春夏秋冬の寒暖差などでも誤差は必ず出ます。
今後EVを購入予定の方はあらかじめ専用コンセントを準備しておくと
後々便利ですので覚えておいてくださいね

あの後充電器の先端が交換できたかは確認していませんが、
快適になっていることを願うばかりです。
この度のご用命、誠にありがとうございました

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