2024年06月28日
空中架線引きちぎって大ピンチ! 緊急復旧案件でした
今回は緊急出動案件の話。
「 電気の線を分断してしまったって言われて
」 との電話


現地に行くと‥引込の配線が分断されているーーー
最初に駆け付けた時は普通の車で来てしまっていたので
材料と道具を置いて事務所にとんぼ帰り


高所作業車に乗り換えて現地で準備。
空中での接続作業に入ります

重機で電線をひっかけても気が付くことはほぼありません

油圧の力はすさまじいので切ったことにすら気が付かないかと

線がたわんでいたから引っかけたとのお話でしたが‥
空中に持ち上げるとかなりパンパンに引っ張ってあったのも判明。

傷だらけになっている部分は再利用不能です。
仮に持ち上げてもパンパンに引っ張ってあった配線を繋ぐのは困難

こういう場合は完全なる張替えか、途中で繋ぐ方法の2択。
今回は途中で繋ぐという選択肢です。
そもそもこの架線配線は電力会社の物なので、
電力会社から借りていると知ってください。
電気の来ていない側から延長して、接続しやすくします

接続方法は捻回接続(ねんかいせつぞく)で接続。
捻って回して接続するのでねんかいせつぞくと言われます。

三相動力の配線なので3本を延長。
3本を二箇所ずつ接続して、合計6箇所の接続をして復旧完了

写真の見た目にはまだまだ引っ張れそうな雰囲気ですが
かなりパンパンに引っ張ってあります


引っ張りすぎも良くなくて、夏場の施工で引っ張りすぎると
冬季にさらに電線が縮みパツンパツンになることも

電線も長距離になると温度で多少伸び縮みをしてしまうのです。
電圧測定をして問題ないことを確認

電源ONで井戸ポンプが再起動しました


この井戸ポンプでくみ上げられた水が
各場所の家畜小屋につながって飲み水を供給する仕組みだったのです。
つまり、このポンプが動かないと家畜の飲み水がなくなる‥
命の源の場所だったんですよ

実際にポンプが復旧した後に小屋を見てきたら飲み場の水がほぼない‥
真夏じゃなくて本当に良かったです

お客様にも注意喚起をして今回の緊急出動は無事完了しました


通常時の水位に戻るまでしばらく掛かりますが、
一番距離のある場所まで水が復旧してきたので僕も一安心

重機作業は非常に効率もよく便利も良いですが、
今回のような落とし穴があることも知っておいてください。
切れた電線には電気が通電していて、
もし下に人がいたら感電の可能性や下手をすると感電死の可能性も。
水たまりだったらスパークして火傷の危険もあるんです

電気は生活に欠かせない大切で便利なものですが、
一つ間違うととても危険なものだと知ってほしくて記事にしました。
皆様もぜひご注意くださいませm(__)m
***********
***
池田電工へのお問い合わせ方法は以下の通りです。
電話 0577-34-2633 (繋がりにくい場合があります)
FAX 0577-34-2829
携帯 090-1096-1567 (直通で僕が出ます)
Mail
ikedadenkou@gmail.com
※すぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。
岐阜県高山市の電気工事店です。
お気軽にお問い合わせください

(融資・車輌買取等の電話・FAXはご遠慮願います。)
スポンサーリンク