今回は換気扇のない空間に2台換気扇を新設
2部屋にある角形の換気扇を φ150 のパイプファンを施工します
施工順は違いますが、紹介の関係でまずは洗面脱衣室からご紹介。
この空間にはまったく換気扇がない状態で、
洗濯物も干したりするそうで換気扇がずっと欲しかったそうです。
はい、こんな感じで完成させてあります
当初は露出配線となる可能性が高かったのですが、
パイプファンの穴を開口した際に十分な隙間を確認できたため
隙間を利用してすべて隠ぺい配線で施工してみました
隙間があるとはいえ、通線は多少困難でした
見た目をスッキリさせるためなら隠蔽配線を頑張ります(笑)
屋外のベントキャップは通常深型を採用するのですが、
今回はフレームパイプに干渉してしまう‥
ですので薄型の物を採用して施工させて頂きました。
「なら換気扇をもっと奥側の壁に寄せたらよかったのでは？」
そう思われる方も見えると思います。
端に寄せなかった理由は明確にありまして、
湿度の高い空間であることと、洗濯物を干しという条件の場合は
壁に換気扇を寄せると湿度が集中することによって壁がカビるのです
実際に物干し室を作られているご家庭でもよく見るのですが、
換気扇を更新する際に壁際がカビているですよ
空間の中心付近にすることで均等に空気も吐き出してくれますし、
洗濯機の横からアクセスできるのでメンテナンスも容易です
さて、続いては洋間の換気扇の新設
ここはタバコを吸うわけでもなく、空気の入替に使いたいとのことでしたので
壁際で収めております。
電源は増設したスイッチの下にあるコンセントから確保してあります。
吹き付け断熱施工やブロアー工法でない限りは
この方法で通線することもできますよっ
先ほどは薄型のベントキャップを使用しましたが、
ここで使用したものは深型です
僕が採用する換気扇は電気シャッター付き、
もしくはフィルター付きを採用することがほとんどですので、
ベントキャップは網無しを使います。
ベントキャップに網付きを採用する場合もあるのですが、
網があると1～2年程度で網が詰まってしまって排気が困難になります。
ほとんどのお客様が気が付いていないのがこの網詰まり‥
音ばかり大きくなっているのに排気できていないという場合が多いのです
トイレの換気扇の利きが悪いと感じたそこのあなた、、
ベントキャップ見てみてください。
真っ白に網が詰まっているかもしれませんよ
これにて換気扇の新設は完了。
残り2台は角形の換気扇を丸形に更新する施工となります。
実際に施工した状況がこちらです。
更新する理由となったのが 「換気扇がうるさい」 との理由。
このお部屋は学生さんの部屋なので、換気扇だけ回して勉強していたり
就寝時にうるさいのだそうです
更新前の状況がこちらです。
風圧式の角形換気扇なのですが、ホコリが着きすぎているのと
機器のバネ等の劣化で半分も開いていません
これは換気扇がゴーゴー音を立てるのは仕方なしです。
角形は夏場は虫が入り込みますし、冬期は冷気が入ります。
当時は人気のある角形でしたが、現代ではあまり流行りません
換気扇を撤去して、同じ大きさにカットしてきたアルミ複合板に
丸く穴をφ150で開口します
この穴にパイプファンを差し込んで固定するだけの簡単施工です
フードはもともの角形用がついているので風雨の心配も無し
虫の侵入も無くなり、冷気の侵入も軽減。
「ゴーゴー」 音も無くなるのでストレスが一気になくなりますよ
さぁ、最後の部屋も同じ施工を完成させましょう
同じくこちらも角型の換気扇
パイプファンへと更新していきます
‥はい、完成です
音が本当に静かになるので、動いていることに気づかないかもです(笑)
実はこの空間へエアコン設置もご依頼いただいていますので、
そちらは次回のブログでご紹介いたします
換気扇4台の施工に半日と少し。
今回もお客様のご要望に沿う形で施工させて頂きました
今年の夏も暑い模様なので、静かになった換気扇をぜひ活用してください
この度のご用命、誠にありがとうございました
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