今回は換気扇更新のお話になります。
ご依頼者様は友人の奥様で、「 音が気になるのと年数も気になる‥ 」
とのお話
なんと換気扇設置時期は僕らが高校生の頃だとのことで、
製造年月日を調べると1997年製造‥28年物です(笑)
以前換気扇の掃除の記事を書かせてもらったときに
友人も掃除して気にはなっていたようなので、今回更新することに
ただ外してみると28年経過している割にそこまで状態はひどくない？？
音が気になるくらいで排気はしてくれていたようです
おそらくあまり換気扇を使ってこなかったのかな？？という雰囲気。
窓を開ける派だったらしく多分そんな感じかと思います
ただ、窓を開けるだけでは湿気は飛びにくいので、
今後は換気扇も併用してより湿気対策ができればよいかと思います
換気扇更新時には気にしてほしいことがありまして、
それが排気に使われているダクト(排気管)です。
今回は使用頻度が低かったので内部はきれいでしたが、
下の写真のようにつぎはぎ施工してある場合もあります。
空気の流れがよければ特に問題がないことは多いですが、
長年使っていると段差になっている部分に垢汚れが溜まります。
アルミダクトがそこから腐食し、結露で溜まった水滴が水漏れ‥
そんなことになっている状態も時々見かけます。
なかなか掃除できる場所ではないので、
浴室換気扇のアルミダクトは換気扇更新時交換できれば最高です
換気扇を再設置して排気経路を手前出しから左出しに変更。
本当は奥側出しにしたいのですが狭すぎて右か左にしか出せません
これで空気抵抗も若干減るはずなので
排気音も少しは軽減されるかと思います。
本来換気扇は水切り勾配と言って
屋外側へ向けて排気経路を下げるのが一般的ですが、
こういった施工の場合、、雨水が入り込まないようにできるのが関の山
浴室側はむしろ結露水が室内側に落ちるようにするのが無難です。
「 水滴が垂れてくるだろっ！ 」 そう言いたいのはごもっとも
でもダクト内に水がずっと溜まってたらどうなると思います？？
腐食して穴が開いて水漏れ発生です。
理想は理想としてもちろんあります。
お客様に負担が掛からない様にできる限りの範囲ですが
最良の施工を目指しておりますm(__)m
さて続いてトイレの換気扇の更新に行きます。
こちらはさらに古いモデル‥
外すのに苦労して年式まで確認するの忘れました(笑)
下地もなかったので手持ちの木材で作ります
昔の施工は下地がない場合も多くて、よく今まで大丈夫だったね、、
となることも多め
運転するたびに金属音がギャリギャリ響く換気扇でしたが、
これで今後は静かなトイレとなるでしょう
換気扇の音がひどいからと
CRC(クレ556)を使われる方が見えますが、ぜひやめてください
CRCは油分を除去してしまいますので一瞬改善してもより悪化します。
もし使うならミシン油にしてください。
‥もちろん取り外して油を刺さねばならないので実用的ではありません
異音が出てきたら更新の時期なんだなと考えて頂けると幸いです
この度のご用命、誠にありがとうございました
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