今回はずいぶんお待たせしてしまっていた
修理依頼を請けていた延長コード修理のお話
時間のあるときでいいと言う事でしたので、ようやく取り掛かれました
先日納品してきましたが、また末永く使ってもらえたらいいな
延長コードは便利なものだけど、
使い方次第では熱を持ったり火が出たりする扱いが意外に難しい
束ねて使うと熱も持ちやすくなるし、
コードを何度も曲げると断線したり‥
そうすると切れかかった電線が熱をもって中で燃えて断線しちゃうのです
これがまさにその状態。
分岐部分の根元で焼損しやすいのはここに負荷がかかりやすいから
プラグ差す時もこの辺りを握って差し込むし、
逆にプラグ抜くときもこの辺り引っ張ってないですか??
ちょっとした負荷の積み重ねが断線を生むんです
内部の配線は細い銅のより線なので、引っ張る力にも弱め。
何度も繰り返すとどうしてもこうなる運命なのです
同じパターンの焼損の延長コードがもう一本(苦笑)
ほら、同じ場所でしょ
もしくは差込プラグ部分で断線することが多いので、
もし延長コードを使っていて急に電気が来なくなったら
断線の疑いが強めです
日々使って千切れかけた部分に電流が流れることで熱に変わり、
それが耐えきれず内部で線が燃えて断線する‥この流れです。
預かった延長コードの中にはこんな症状の物も‥
こちらは接触不良(差込不足)と電気の使い過ぎが原因ですね。
同じくこちらも同じ症状‥
これは容量いっぱいの電流をずっと流していたことに寄るものが
原因かと思われます
中には機械で配線をぶった切ってしまっている感じの物も(苦笑)
症状は全て調べたので修理していきますよ
こういった場面で便利なのが三又の補修部品
アースターミナルが着いたものしかないのでこれで修理していきます
このタイプでの修理が3つ必要でした。
断線はしてないけど内部でひび割れしている物もあって、
今後同じ症状で断線しそうだったので改修しておきました
差込側のプラグは樹脂製だと作業中に落とした時に割れやすくて、
何かにぶつけて破損しやすい‥
丸形コードの時はゴム製の防水プラグで補修するのが最適
不良個所の特定には導通試験が一番手っ取り早いです
中間の配線の触診で異常が無ければ
大概はプラグ部分か分岐部分に異常があるもの。
コードを動かしたりして反応を見つつ断線個所を特定するんです
今回は延長コードが4本と、ドラムリールが1個。
すべて問題なく使える様に修理完了ですよっ
修理費もすべて新品で揃えるより安くなっています。
単品で修理する場合だと買い替えた方がお得ですが、
今回の様にたくさんあるとトータルで安くなるという仕組みです(笑)
逆に考えると自分で材料を揃えて好きな長さの延長コードも作れる
もちろん電圧降下や配線の太さも考慮して作る必要がありますけどね
オーダーの延長コードも承っていますし、
制作して納品させて頂いたこともあります。
オーダーの分、どうしても割高になってしまいますけどね
環箇所も分岐が欲しいという場合には最適かと思います
以前は電話機の修理なども承ることもあって、
難易度の高いそれらの記事は今は非表示にしています(苦笑)
直せなかった器は無いんですけどね
この度のご用命、誠にありがとうございました
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